IPO承認後に上場延期(上場中止)!その後どうなる?!

2017-10-31 15:00

証券取引所から新規上場が承認され、主幹事や幹事証券も発表されて各証券会社で需要申告や抽選申込が始まった後に「上場中止」や「上場延期」が発表される場合があります。

上場中止・延期が発表されるタイミングは「需要申告が始まる前」か「需要申告期間中」が多いものの、一部では抽選結果発表後というタイミングのケースもありました。

上場中止・延期になった場合、その後どうなるのでしょうか?

IPO承認後に上場延期・上場中止となった企業一覧(2010年以降)

以下は2010年以降で、証券取引所から新規上場の承認を受けた後に上場中止または上場延期となった企業の一覧です。

上場予定日企業名主幹事証券市場理由その後
2018/6/28パデコ(7032)SBI証券JQS内部統制
2018/6/27インバウンドテック(7031)東海東京証券東M確認すべき事項が発生
2018/2/8世紀(6234)野村證券東マ内部統制
2017/12/7アトリエはるか(6559)岡三証券名セ内部統制
2017/3/22エスキュービズム(3982)みずほ証券東マ不明
2016/12/19ZMP(7316)SMBC日興証券東マ顧客情報流出
2016/9/30オークネット(3964)野村證券東証株式市場の動向等諸般の情勢2017/3/29、東証一部に上場
2015/12/25グラフィコ(4930)大和証券東マ今期業績
2015/9/16ネットマーケティング(6175)SBI証券東マ今期業績2017/3/31、東証マザーズに上場
2015/8/10リッチメディア(6170)みずほ証券東マ内部統制
2014/6/26ジャパンケーブルキャスト(9415)大和証券東マ内部統制
2012/9/24ツバキ・ナカシマ(6464)野村證券東証最近の株式市場の動向2015/12/16、東証一部に上場
2012/4/24AvanStrate(5220)大和証券東証資金調達に適切な時期ではない
2012/2/8リフォームスタジオ(6057)みずほ証券JQS想定していた調達額が見込めない
2011/12/15日興アセットマネジメント(7156)SMBC日興証券東証事前の需要調査で投資家の購入意欲が弱い
2011/12/19キューアンドエー(6056)みずほ証券JQS想定していた価格での資金調達が困難
2011/4/13SEMITEC(6626)三菱UFJモルガン・スタンレー証券JQS東日本大震災の影響で市場環境が悪化2011/6/29、ジャスダックに上場
2011/3/25ラクオリア創薬(4579)大和証券JQG東日本大震災の影響で市場環境が悪化2011/7/20、ジャスダックに上場
2011/4/12AvanStrate(5220)大和証券東マ東日本大震災の影響で市場環境が悪化2012/4/24に再上場予定も再度上場中止

2011年は東日本大震災の影響で市況が余りにも悪く、3月や4月に上場予定だった企業の上場延期が相次ぎました。中には、AvanStrateのように翌年2012年の再上場予定も再度、上場中止になった珍しいケースもあります。

近年は
・内部統制(コンプラアインス)
・業績
の問題による上場中止・上場延期が多いようです。

ただし、2015年に上場延期となったネットマーケティング、2016年に上場延期となったオークネットが共に2017年にIPOを果たしています。

個人投資家への影響は?

基本的に上場延期、上場中止となっても個人投資家に何らかの対応がなされることはありません。

再度、新規上場が決まった場合、また一から需要申告・抽選申込を行う事になります。

#総合証券会社の支店(営業担当者が付いている)で申し込んでいた場合、抽選配分ではなく「裁量配分」と言われる配分方法があるため、この場合については不明です。

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